りせっとさん
「何故あなたは都合よく過去を忘れるのか」「そこにリセットボタンがあるからさ」-ジョージ・マロリー(仮)-
ようするに
映画って?

という話になると答えは簡単。
映画とは、壮大なプロパガンダである。




もちろんそのレベルですらない作品はたくさんあるが。

私の偏愛する作品群はその「すらない」作品群なのだけれども
ハリウッド映画というのは、大なり小なりプロパガンダ作品である。
あほな宇宙人が攻めてくる映画というのは、その時々において、あほなロシアであったり、あほな中東であったり、あほなベトナム人である。噛み砕いていうと、仮想敵国であったり、実際に撃ち合いをしている国のことだ。ソマリア人がゾンビに見えるのは、揶揄なんだろうけど。
そういう点では、アメリカという国は飾らない馬鹿正直な国だ。
結論はいつも同じだが。
しかし、いつもシンプルなので、どこかいかがわしい「ぐっとくる」感がある。
なんだかんだで国を守る姿というのは美しい。それがB級映画でうんこみたいな役ばかりやってきたビル・プルマンでもかっこいい。
文句なしのかっこよさだ。
売春婦(踊り子といってるが)とファーストレディとの邂逅なんてファンタジーも、ハリウッド映画でしか起こりえない。普通はSPが排除してしまうから。
まあ、ホモできちがぃで少年愛で連続殺人者でピエロであるジョン・ウェイン・ゲイシーなんかに出会うこともあるから、絶対にありえないとは言い切れないが。
だから私は「インデペンデント・デイ」は大好きだ。

データ少佐が出てくるからじゃないよ。

アメリカ人は、今、とても戦争したくない気分らしい。
正義の戦争をしてきたはずなのに、戦地で悪逆非道な拷問を行っていたことがばらされたりして、彼らの信じていた民主主義がゆらいでるせいもあるだろう。
ベトナムでもあった。
ベトナムでは米兵もかなり痛い目を見た。
人を力いっぱい殴ればこっちの手も痛いに決まっているが、とりあえず自分たちも痛かったのだから、あれは「しかたのない面もある」と納得(したつもり)になっている。まあ、それでも韓国人のやった強姦や虐殺は公然と非難する。だってやつらアメリカ人じゃないし。
アメリカ人の信じてきた海兵隊神話には、既に何回か石を投げられているが、それを上回る勢いで賛美する映画が増えている。だから、総じて海兵隊はアメリカ人にとって正義の矛であり、正義の盾であり続けた。
が、現実が一撃でその幻想を粉砕してしまった。
突きつけられた現実は、シンプルに「彼らも人間だった」ということであり、また、海兵隊員も、「宇宙人」と戦うことに正義を見出していたという、皮肉な結果でしかない。
プロパガンダの責任だといってしまえばそれまでだが、我々はリーフェンシュタールを知っている。個人の責任にすることは愚かしいことでしかない。
やはり、だまされた人が悪いのである。
というよりも、人を殺すこと、何のためらいもなく相手を憎むことを正当化してきた結末であるとしかいえない。

オバマさんは今、断崖絶壁まで追い詰められているらしい。
私は日本人なのでよく知らないが、断片的に流れてくる話に耳を傾けてみると、結局何がしたかったのかよくわからないまま、空回りしているイメージがある。

黒人を大統領にしてみないか

そんなおちゃらけたノリで選んでしまった付けを、今たっぷり支払わされている形だ。
耳の痛い話である。
だから彼は野田っちが嫌いなのかもしれない。

ここ10年くらいは、厭戦気分に水をぶっ掛けるような映画が目白押しだ。
いや、水かけちゃ逆効果だな。
ただ、あからさまに「あいうぉんちゅー」とやってしまうと、いくらアメリカ人がお気楽とはいえだまされてはくれないので、「祖国を守るために戦う男たちはすばらしい」と、ターゲットを個人に持ってきている。あざといが、なんかもうネタが割れている感じだ。だますためにはマイケル・ベイに頼むしかない。彼ならどんなプロパガンダ作品もぐだぐだにしてくれるから、安心して娯楽作品としてみてもらえる

というわけでみたのだ、がんだむうにこーん4本目。

ネタばれするので、閉じます。閲覧は自己責任で。
正直3本目までは、退屈で退屈で仕方なかった。ああでもない、こうでもないと口先だけの理屈でなにかした気分になり、ええかっこして死ぬだけのドラマというのは、画面栄えはするがしらける。絵がきれいなせいで、その気分が余計後押しされる。
それでも役者のうまさが飛びぬけていて、鑑賞すれば一定以上の満足感を与えてくれる。ものすごい作品だと思う。過去の遺産を食い潰しているだけ、などといってはいけない。

そこで4本目だ。

正直何も期待していなかった。だって、期待感の持てるようなラストでもなかったし。
どんどん物語が悪いほうへぶっ壊れていく中、いきなり中の人がぶっ壊れてしまった「震える山 前後編」みたいなワクドキは、期待してはいけないと自戒しながら、とりあえずは見始めた。

ぜんぜん期待を裏切らない。

「結局はそこにおちつくのかよ」
そんな人たち。
引っ張るだけ引っ張っておいて巻が改まるとなかったことにするパターンの演出はもうやめないか。それは意外性とはいわない。単に物語を台無しにしているだけだ。ガンダムに限らないが。
そこで高木渉扮するおっさん(名前覚えてない)が細かい演技をしていて、なかなかぐっとくる。正直、3巻目のオチから期待していたのはこの人の描写だけだったりするが、今回は引っ張っただけで、特に何もしなかった。残念。
で、ミネバさまの家出から、いきなりやる気出す展開へと続くのも、いつもの予定調和。どうもこう、菩提樹の下で足を組んだらすぐに解脱できるみたいな安直さは気に入らない。悩まないよなあこの人たち。いい加減そのパターンからはなれられないものか。むしろこの娘には一度地獄を見せたほうがいい。そしたらきっと巨大モビルアーマーにだって乗れる。

で、いつもの安彦顔のヒゲオヤジとバナージとのいつもの展開。意外性はまったくない。書いてて思ったけどほんと意外性がかけらもないな。書いていて悲しくなったので、切り口を変えてみることにする。

ブライトさん、艦長室にアムロのピンナップはるのはどうかとおもう。

さて、相変わらず口先だけのヘタレ総帥にうまいこと踊らされたジオン残党は、何も考えずにトリントンに突っ込む。
トリントンですよ。

0083のBD売りたいんですねわかります

仮にも連邦の拠点のひとつに、平文ではないにせよ、既に使い古された暗号で一斉蜂起を促すジオン軍。絵的にはぐっと来るが、やつら全滅する気満々だ。
欺瞞作戦でもなさそうだし、死に花咲かせるっておいおいとんでもねぇ作戦にかかわっちまったよな感はつきまとう。
作戦というようなものはなく、一斉蜂起して三々五々突っ込んでいくだけというバンザイ突撃をメカニカルな演出だけで鑑賞できるレベルに持っていく。ビームジャベリンだったり、ファットアンクルから狙撃だったり、オッサンの迎撃準備は万端だ。
あとはバナージ待ち。そのバナージが、モビルアーマーの暴走の中軽やかに裏切る。ブリッジには例によって軍規などない。ほんとうにこのひとら、元軍人なのか? ブライトさんのつめの垢をせんじて飲ませたい。仮にも戦争をドラマにしたいのなら、このぬるま湯のような平和ボケ演出はやめたほうがいい。ハートマン軍曹に一度掘られるべき。ハルトマンのアナルなら喜んで掘るが。

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なんじゃそりゃ

で、「どこかでみた感」たっぷりのドラマが再現されることになる。
再現はされるが、人間的なドラマは3秒ぐらいしか展開しない上で対決させているので、バナージがファビョっても「なんだこいつ」くらいにしか感じられない。なるほど、そこが狙いなわけですな!
オチも「かえたつもり」なだけで、バナージに手を汚させなかっただけという、自己満足の脚本。沸いてるのか、と心底思うのだけれども、この戦争を知らない純粋培養されたノーテンキ小僧の言うことは、びしびし胸に刺さる。
私ら戦後世代が、なんかメディアが垂れ流した情報を鵜呑みにして戦争を語る、そんな青臭さが強烈に胸に刺さる。

痛いこといってんなあ

この感覚は感動を胸に呼び覚ます。
こいつ馬鹿だ、という感覚は、鏡を覗き込んでいる気分だ。
奇麗事を貫徹する勇気というのは、崇高だ。私はこれを評価する。
バナージも一応貫徹したが「演出の都合上」別の人に手を汚させるだけのすり替えになっている。これじゃあなにも解決していないのと同じジャン、というのを5巻以降に鮮やかに切り返すんですよね?
こういうのはとても難しい。でもできないわけではない。同じガンダム、しかもガンダムマニアからはボコボコにされているガンダムXで、ガロードはそれをやっている。
ガンダムX(ダブルエックス)というのは「使えない兵器」ようは抑止力の兵器で、一発で戦局をひっくり返せるからこそ、封印しとかないといけない兵器である。しかしあれだって、島に住んでいた動植物の命の犠牲によって成り立っている。だから最後相打ちという形で消してしまうのだけれども、ユニコーンはそのレベルの兵器ではないらしい。変な変身すること以外に、いまいち魅力を見出せない機体だ。これなら「トランザムッ」とかいってV-MAX発動するガンダムのほうが、お手軽だし、感情移入しやすい。理屈屋が生み出したガンダム、という印象だ。
すごいすごいという言葉だけが先行して、宗教映画のようになっているのは、書いている人がそういうのにはまってるんだろうとおもたけどどうなんだろう。

でも、バナージの青臭さには共感した。
日本人なんだなあ。
理想、好きだよなあ。
こんな国民が、他国を侵略できるはずがない。

でも、このガンダムは日本人しか感動できないガンダムではある。
アメ公なら「撃っちゃえよ」といってくれるだろう。
それはおそらく、90パーセント正しい判断だ。
100人の民間人と、その財産、それとたった一人のかわいそうな女の人生をはかりにかけたら、一瞬で地球の裏側まで突き抜けてしまうだろう。日本人でないと、ここに感動は生まれない。この感動は、グローバルではない。一人の命と100人の命をはかりにかけることにリアリティを感じられる日本人にしか通用しないドラマだ。人の命はすべからく大切なものなのだけれども、踏みにじられる人の命を考えない日本人のアイデンティティというのは、時に無慈悲なものを感じる。
バナージは軍人じゃないから、ギリギリ、ギリギリ! そんな都合が聞こえてくる、いいシーンだ。
たとえ数百万人がぶっ殺されても一人の女が大事、その覚悟があればよいシーンなのだけれども、バナージにはそんな覚悟があるように見えないし、まして女はそれに答えてくれそうな感じにも見えない。いつも唐突に葛藤し始めるよなうにこんの演出って。文脈とかないの。
だからアニメの主人公はみんな軍人じゃないのだけれど、ガンダムというのは、その民間人が軍という組織の中に組み込まれて、大きなうねりの中自分のあまりの小ささに絶望するドラマでもある。だからこそ、ソーラレイを前にしてアムロは叫ぶことしかできなかったし、シャアをヌッ殺して(死んでないが)外に出たときにはもう、この戦争の行方なんかどうでもよくなってしまっている。そこには、温かく迎える人と、そのぬくもりに気づいた少年の成長が描かれていて「ひょっとするとこの先世界は少し変わるのかも」と期待させて終わる。素敵なラストだ。

まあ、なにもかわらなったんだけど。

うにこーんがどこへ向かっているのかは知らないが、このバナージというがきが、最後まで青臭い理屈を振り回し、結局救えた命まですべて食いつぶしてしまうここまでの展開は、よく考えるとなかなかぐっとくる。久しぶりに最後みんな死ぬの? なんてことを考えてしまう。うにこーんでマゼランに特攻するとかな。
ラプラスはマクガフィンなのだろうから、あまり深く突っ込まなくていいものなのだろうけど、まさかここにオチを用意したりはしてないよね? アニメでよくあるけど。ちゃんと人間のドラマが主なんだよね、ガンダムなんだし

まそんなかんじで
これからの展開に期待のできるガンダムでした。
私も戦後世代の平和ボケだしな。

まとりあえず

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ジュアッグたんギヤラリーでお茶を濁しておく。
バンプレストさんも大喜びだろう。

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私はこいつら好きだったりする。

最後大活躍してるのはバイアラン? よくわからんのですが。
Z以降ってメカにからっきし魅力がないんで、記憶にないんですよ。みんなテラテラ光ってるだけだし。

しかしデジタル彩色のせいで、どいつもこいつもロールアウトしたばかりの新品に見える。
スターウォーズみた黒澤先生なら、なんか突っ込みもあったかもしれないが
私はあまりそういうことにこだわりがないので、ジャブロー侵攻用ころころけもの軍団残念MS軍団活躍したからそれでいいや。





あれ。うにこんてなにかしたっけ?
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