りせっとさん
「何故あなたは都合よく過去を忘れるのか」「そこにリセットボタンがあるからさ」-ジョージ・マロリー(仮)-
しねまのひ
連日マビノギのイベントでへとへとなので、ストレスがたまっています
中年のブログに書くせりふじゃないな(笑)

なにかこう、異常気象といったかんじで、寒暖の差が激しく
冬枯れしかかっていた所にビニールをかけて温室化し、なんとか芽吹かせることに成功したパキラ2号(1号と3号は元気すぎ)
くそあつくなったんでビニールを取っ払った瞬間、異常寒波の連続
芽がしおしおになってしまいました
まだ腐ってはないとおもうけど、むつかしいだろうなあ。
ちくしょうめ!


AEさんとこの掲示板で、allcinemaへの突込みが入ってましたが
たびたびうちでもネタにしているところなんですけれども
ここはなんか、「すきもの」が多い
傾いているというか
斜め上というか
彼岸の彼方というか

私と方向性が同じ

データベースとしても、比較的信頼のあるところで、準主役級をハブっておいて重箱の隅つつくようなカメオ役者を取り上げていたりと、大変やんちゃなところもあるんですが

近年、ようやくひとつの趣味として認知されるようになった、カルトムービー、ないし、トラッシュムービー
わかりやすくいうと


屑映画鑑賞


この顧客(私のことです)をあてこんだDVDを販売するという冒険に先鞭をつけたところです。
ま、映画でいうところの「カルト」ってのは、「素材がネタ的に危ない」といったものも含まれ、電波に乗せられないものをさすこともおおいんで、屑映画とはいえないのですが
というか、そういうものは俺審美眼あるしみたいな、権威だけはあるエセ批評家によって評価されているので、すでに大手がだしてるんですけどね。

ロメロの作品を出したときは、内心経営を危惧しましたが、ロメロの作品群の中でも、吸血鬼物の佳作である「マーティン」とかをやるでもなく、VHSとベータでいっぺん販売され、物語的にはロメロらしさがあるものの大筋は「カサンドラ・クロス」と大差ない(そしてこっちはオールスターキャストなので、ひどくしょぼい役者にカックンくる)
「ザ・クレイジーズ」
をあえて選択するあたり、私的にはありがたいというかそれは商売として大丈夫のかとか思いましたが
いやだってねえ、中身はほとんど「ナイト・オブ・ザ・リビングデット」の焼き直しでしかないし
きちがい萌えの私くらいにしか需要のない作品ですよ、ほんと
(そのあと「ゾンビ」をだしたので、やれやれやっぱり危なかったのかとかほっとしましたが、なんでそこまで気合を入れたものを出すの、この変態!)

もともと、すでに私の世代ですらブームの終わっていたマカロニ・ウェスタンから販売を開始し
名匠マイケル・パウエルの監督生命にとどめをうった「血を吸うカメラ」を出し
本物のねずみがあまりにも死に過ぎるので放送できなくなった「巨大生物の島」を販売
ファーストゾンビことビル・ハインツマンのセルフリメイク(というか無許可盗作)「フレッシュイーター」を掘り起こし
うち的には、もうね、なんでこの人の作品が好きなのか自分でもわからない
「アニマル大戦争」「グリズリー」を販売
このときさすがに私も

狂ったか!

と思いましたが、結構オッサンホイホイだったらしく、意外にもブログとかで取り上げてる人が多いのに愕然とする
いやあ「グリズリー」は、まんまカメラワークが「ジョーズ」なのには後年再見して大笑いしましたが
うさぎをおっかける子供が襲われるシーン(TVではたしかカットされていた記憶がある)なんかはすばらしいですよ
子供が襲われているので、ものすごい形相をしたママが熊に逆襲するところとか
そして吼えるクマのアップ!
ママのアップ!(顔超怖!)

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襲われる子供はけむくじゃらのなにかと相撲をしている!
吼えるクマ!
ギャー(ぐちゃっ)SEだけのママ!
そして一瞬だけ写る片足をもぎ取られた子供(首から下のみ)
吼えるクマ!
ていうか

クマは吼えてるだけなんですけどね

必殺技はベアハッグだし。その牙と爪は飾りか!
飾りです。つかったらほんとに人しんじゃうもの。
このあたり、大衆娯楽映画としての体裁と、その枠内にとどまらない「ガードラーさんのちょっといいとこみてみたい それ一気 一気」なかんじで、ほんのちょっとだけ映画界のタブーに踏み込むビビリ具合とか
しかもゴアシーンは編集だけで済ます思い切りのよさとか
それでも「ちょっと雰囲気ある(とりあえずブルーノ・マッティよりは)」と思わせるのは、編集がスピーディで、観客をパニックに突き落とすための前振りが入念なこと、あと、その中にほんのすこしだけ「観客の見たいもの」をぶちこんでおくこと、このへんが、大衆娯楽作品の職人監督としては、一流と呼べるところなんですが
ま、低予算映画なんで、編集に頼らざるを得ないってのも、当時としては「大衆作品にゴアはタブー」てのがありましたんで、ガードラーに限らず、スピルバーグも似たような編集してますけど

しかし作家性が本当に0なんで

死ぬまでオリジナリティを発揮した作品がなかったんですが。
いや、一本だけほんのすこし発揮した作品あった「マニトウ」
オリジナルっていうかいろんな映画のアイデアをとにかく詰め込んだ闇鍋映画ですが
「決死圏SOS宇宙船」とかはわかるけどさあ
「マニトウ」はうれないんじゃないかなあ
と、相変わらず業績に不安を感じさせるラインナップ

今考えると「グリズリー」なんかはほんとに何が面白いのかさっぱりわからんのですが

grz01.jpg
大人気ないラストシーン

「ジョーズ」がなぜ傑作かといえば
サメはなにしろ水中では最強クラスのハンターであり
一方の人間は、水中ではメダカにすら劣る機動力しか持たない
ようするに水中で戦えば決して勝ち目がないものに襲われるというところに恐怖があり
かつ
水面下の世界はうかがい知ることができないというサスペンスも加味されて
編集でごまかすことの説得力もついでに獲得している
追従者として傑作と呼ばれた「ピラニア」もこれを踏襲しているし
同じく、陸を舞台変えたモンスター映画として「トレマーズ」がある
「グリズリー」てのは、確かに怖い相手には違いはないが
こちらが武装して、かつ集団なら圧倒的に人間のほうが強い
なによりヘリコプターまで出動したら人間は絶対に負けない
それでもなお、殺されていく男たちが間抜けに見えないのは
ガードラーがうまいのか
見てる私が馬鹿なのか
じゃあ水中から飛び出して、イワシが空を飛んだら怖いかっていうと家に逃げ込めばいいじうわなにするやめ(ry

実は「釣りキチ三平」にもフライングキラーは登場しているのですが
矢口高雄が漫画家として傑出していることを示すのがこのエピソード
傑出って言うか、常識的な頭があったらこう考えるんじゃね? てところなんですが
イワシにしろトビウオにしろ、空を飛んで襲ってきても、大して怖くないですよね
なので、このフライングキラーは、大変鋭利なヒレをもっている
こういう魚は実際にいるので、このあたり、釣りキチの面目躍如というところなんですが
それでも、岸にあがれば怖くもなんともないので
三平君が手漕ぎボートで沖に出た瞬間を襲わせる
この「逃げ場なし」という状況をいかに作り出すのかが、モンスター映画のキモなんですよ。
「ジョーズ」はこれを、利益主義に走った観光産業による情報の隠匿、という形で巧みに作り上げているのですが
(だって海に入ってくれないと、サメって怖くないし)
「どう恐怖を盛り上げていくのか」ということに、説得力を持たせられるアイデアを提供できるのが、優れた脚本家であり、監督なんですよね
そういう意味でなら「なんでかよくわからないけど、襲われているやつらがそれほど馬鹿に見えない」というウィリアム・ガードラー監督というのは

スピルバーグ以上の才能といえるのかもしれません

いやあ、単に役者の表情メインで編集して、客をびびらせてるだけなんすけどね。
この見世物小屋的演出が、好きなのです。

でまあ、ネタがネタだけにぜんぜん売れなくて
イザベル・アジャーニの変態プレイだけがうりものの「ポゼッション」を出したりとか
いやま、この作品はもともと政治モチーフらしいんですが、あまりにも品がないのでぜんぜんそれが伝わってこない
作品をかろうじて格調高いレベルに押しとどめようとがんばってるのが、アジャーニの美しさと
ダミアンサム・ニールのきわめてまじめな演技
しかしカルロ・ランバルディのたこの化け物がそれらすべてを台無しにしている
実際、アジャーニの一人二役ぶりはすばらしく
役柄によって衣装のカラーを巧みに変えることもあって、見事なコントラストを描いているのですが
全体的に舌足らずで、結局

アジャーニがビッチになった
アジャーニがETタコに犯された
ハルマゲドンはどうしたダミアンサム・ニール!

というところしか印象に残らず
鳴り物入りで来た割には、欧州の歴史なんかにはさっぱり興味のない日本の観客、批評家にシカトされ、ひっそりビデオ屋の片隅でほこりにまみれることになった
ようするに、政治モチーフを知った上で深読みするならともかく

ビッチなアジャーニが見たいわけでなきゃつまらない映画

しかも、あまりにも演技がうますぎて、ビッチすぎてなんとも…
と、お父さんたちにもだめだしをされてしまうくらいの作品なんですよ
ネタにしようとおもってたら、先にDVD化されて非常に悔しい思いをした記憶もまだ生々しいですが
私はアジャーニのファンなので、毒にも薬にもならない「イシュタール」なんかも平気でVHSもってたりするからいいけど
これはどうなんだろう……
ていうか、カルロ・ランバルディがSFX担当って、ネガティブキャンペーンな気がするのですが

ほかにも、人食いになる前のアンソニー・ホプキンス主演映画とか
ていうかこの人の映画なら「フリージャック」だしてくださいお願いです あ、もうでてるのか廃盤なだけ
私の世代だと「爆弾といえばこの人!」リチャード・ハリスの地味なほうの主演映画とか
ていうかこの人の映画なら「オルカ」たのんますよ 甲板で流産するシャチのシーンがまずいんすかね
みたいな「ちょっとこれはどうだろう」という作品を出しているのですが
新作ラインナップにアメリカ版魔界転生「エクストロ」がはいってるのはどうなのかと
いやま、生まれてくるのは美しくもなんともないエイリアンのオッサンだし
まんこから生まれてくるという直球ネタだし
なによりプロットが破綻しすぎていて登場人物の誰にも感情移入できない作品なんですが
これはさすがにどうなんだろう…
あ。ボンドガールのマリアム・ダボの無修正マン毛が売りなんすかね? すごく納得した。
そうか。「地底王国」も、ピーター・カッシングのほうじゃなくキャロライン・マンローの乳なんだな。
いや、アトランティスもでてるってことは、ケヴィン・コナーつながりなのか? すると、次にくるのは「ゴースト・in京都」?
(ねーよ)
個人的には「帰ってきたシャーロック・ホームズ」のほうがみたいですが。設定が無茶すぎる「ゴライアス号の奇跡」は、本国版をYoutubeで見たからもういいとして。

とはいえ、ラリー・ブキャナンの「金星怪人ゾンターの襲撃」とか「怒りの湖底怪獣ネッシーの逆襲」みたいな、メジャーどころの(そうか?)屑映画は扱わず
本当に誰の記憶にも残っていなさそうな、しょーもない作品とか、賞味期限が40年前に切れているような佳作ばかりを出しているので、650円屑映画DVDなんかとは、ちょい方向性が違う「微妙なところ」を突いてきているのは確かなんですが。
この次にくるのは何だろう、とか考えるのが、ここのラインナップの正しい楽しみ方という気がします。
「悪魔の受胎」とかかなぁとおもったけど、でてたなたしか(笑)
やはりここは「マッドボンバー」あたりでしょうか。
そして経営が傾くと、今度は「フルチBOX」とかを出すに違いない。1本だけマカロニ・ウェスタン入れて
だしてくれればきっとルーチョ・フルチなんて尻からガスの漏れたような間抜けな音感でなく
ルチオ
と打ってくれるに違いない。
ていうか、前もかいたけど「ルーチョ」ってのは英語読みで、フルチの本国であるイタリア読みにならうのなら「ルシオ」が正解だとおもうんだがなあ。

grz02.jpg
立って歩くクマってなんか可愛いよね
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