りせっとさん
「何故あなたは都合よく過去を忘れるのか」「そこにリセットボタンがあるからさ」-ジョージ・マロリー(仮)-
Torchwood
ここ数年、国内のみならず国内のドラマや映画をおっかけるのも億劫になり
要するに「自分が安心してみていられるプログラム」だけを選択しているため、視野が狭くなり、回顧ばかりになるのだけれども
それはつまるところ老化の1現象にしか過ぎないわけで
さがそうとおもえばいくらでもいいものは転がっている


というわけで、「チャック」をみていると英国のドラマのCMが流れていた
BBCらしい。
なんかそれだけでもうOKなかんじがするのだけれども(笑)
どうも犯罪捜査ものらしい、ということで、ははあなるほどクリミナルマインドとか、失踪者を追え、みたいなああいうノリの「スペシャルズの集まった組織が事件を解決して行く」あれなのかとおもっていると


全然違っていた
スペシャルズどころか




みんな異常だった




のっけからアファリエイトで恐縮ですが、WIKIにもまだ記述がないからしょうがない(笑)

秘密情報部 トーチウッド

中を見てしまうと話のタネが割れてしまうので、ご存じない方は後にしてください。
というか、ほとんど全商品売り切れなのにリンクをはる意味があるのか

さてこの作品、予備知識無しに見ていると
べたっとした奥行きのない映像
スタジオ撮影メイン
屋外ロケも照明炊きすぎ
というかんじで、いかにもBBCがつくった「つくりものですよ」という雰囲気がプンプンする、アメリカ産のけれんと虚仮威しとCGIになれた人が見れば「なんじゃこら」というものなのですが
(冒頭から警官二人組が出てくるので、いかにもTV映像と言うのもあいまってシン・ブルーラインみてるのかとおもったよあたしゃ。てかたぶんロケ地一緒だし(笑))
無理やり雰囲気を盛り上げる、役者の大げさなリアクションと
快調に滑り出す強引かつ前振りのない導入
そして軍用コートに怪しすぎる挙動の男と




なにこれどんな東映作品




という雰囲気全開で、いやもうのめりこんじゃいましたよ!(笑)
それにしてもこの謎の男の圧倒的な存在感と、あまりにも前振りのない強引な導入になんとなくピンとくるものがあり、調べたのですが
やはりスピンオフ作品でした

しかもあの、BBC発カルトSFの大御所、ドクター・フーの。

ドクター・フー(Google先生)

(Torchwood→Doctor whoのアナグラム)
簡単にいうと、世界をすくう「自称」ドクターことタイムトラベラー(厳密には少し違う)が、わるものとたたかったり、行く先々の世界で出会った事件に巻き込まれて行くと言う、まあ、もともとは子供番組なのですが
なにせい英国の作ったものですから、アメリカ産のようなわかりやすさがない。
子供向けだからと言って適当なことはしない。画面いっぱいに詰め込まれた情報量に圧倒されつつ、子供だましみたいなドラマを見ると言うこのギャップ、なにせ「プリズナーNo6」つくった国ですからね、いかれてるのは当然です
んなわけで、今でも世界中のオタどもに愛されているのですが(ピーター・カッシング主演で映画も作られた)
それが先ごろリメイクと言うか、新シーズン(!)がはじまったそうで
これがまずまずの滑り出しらしく、BBCも本腰を入れだしたらしい
そんなわけでうまれたのが本作、というところの模様。

説明を見ていると「大人向け」とありますが、内容は割と普通に特撮ヒーロー番組です
日本人にはとても馴染みの深い感じ。一番近いニュアンスは、笑いどころのあるウルトラマンネクサス(ただし特撮なし)というとこでしょうか。いや、メーキャップは力はいってるんですが。

舞台は現代なんですが、不都合なところは全部「超科学だから」と、なんでもミノフスキー粒子のせいにするガンダムみたいなことなってるんですが、いいんだよ。だいたいそんなことにこだわってるからスケールの大きな話が作れないんだから。

下水に住んでいるエイリアン(下水てあんた…しかし本人がそういってるから仕方がない)たちが、たまに地上に出てきたりして人を襲ったりするのをとめる、というと、なんか戦隊物というか

シンケンジャー?

みたいな感じですが、ほかにもいろいろありまして、異星人が捨てていったゴミを解析して有効利用してみたり、こう、なんかこまかいことをいろいろやっているようです。へんなヒーロー。
その変なヒーローと言うのが、20世紀初頭に死んだ事になっている謎の男、キャプテン・ジャック・ハークネス


キャプテンて、あんた(笑)


tw0005.jpg
キャプテン

病院の中を軍用コートを翻して走ってみたり、演じるジョン・バロウマンが、カイル・マクラクランと同じタイプの「端正な顔立ちだがつくりもんみたいな顔」ということで、好感は持てるが信用はおけないといった雰囲気全開で、いやあ、こういうキャラ大好きだよ!(笑)




映像的にはいかにもBBCらしく、全然金がかかっていないのですが(一応トーチウッドの秘密基地にはそれらしく金はかかっている)、その低予算とスケールの小ささをごまかすために


数分置きに挿入される空撮


というのが、なにやら涙を誘います
自社ヘリ飛ばして撮ったんだよなこれ。御手軽だなぁ(笑)
なんかこれをくり返し見せられる度、だんだんギャグに見えてくるんですが
じつはこの空撮が曲者でして
この実質主人公(厳密には最初に登場してくる警官の女のほうがそうらしいが、存在感が強すぎるって!)キャプテン・ジャック
物語の節目節目に


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屋根に登る

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屋根に登る

tw0003.jpg
屋根に登る


いやもうとにかく、子供番組全開なこの立ち姿にはいったいなんの意味があるのかと突っ込みたいくらいの印象的なシーンになっているのですがっ(笑)
(ほんとのところをいうと、このジャックの孤独感を表すための演出なのだろうけれども、しつこすぎてほとんどギャグになっている。いや、かっこいいんだけどね)
しかもそれをわざわざ空撮でとって、パンするは引いていくわと


特撮は使ってません

金もかけてません


と、ある種の開き直りを感じさせる凄いシーンに成っているんですよ。いやほんと、必見(笑)
笑ってるけどほんとにかっこいいとおもったよ。
たってるのがアレじゃなきゃ(笑)

でこのジャック、本編であるドクター・フーにも当然出ているのですが
そのへんもちゃんと匂わせながらファンサービスしているのも手堅い作りなんですが
んなこたどうでもええねん

ただでさえ全身から怪しいオーラを放っているこのキャプテン・ジャック
じつはオムニセクシャルであり、男でも女でも気に入った相手は手当たりしだいに口説くのが見どころでして
(1話にはそういうシーンはないが、かわりにトーチウッドのメンバーが男にフェロモンスプレーらしきものを吹きかけて、キスされるシーンが有る)





さすが大英帝国





ゲイネタはアメリカよりも50歩くらい前に進んでます。
こころみにTorchwoodで動画を検索してみるとわかりますが、とにかくキャプテン・ジャックのキスシーンばかりヒットしてきます


そのひとつ

しかもこれが感動的に美しいんだな。
「モーリス」でも見せられている気分になる。
アメリカ映画でも、ディープキスはあまりないからなぁ(笑)
腐女子必見

んなわけで、BBCが制作したトーチウッドの番宣でも、ジャックに扮した男は、ところかまわずキスしまくるんですが(笑)
というのも、演じるバロウマンはゲイであることをカミングアウトしているので、このあたりがバラエティの笑いの種にしかならない日本と、同性愛の歴史の古い英国の差かな、ともおもったりするわけなんですが
ジョージ・タケイもさすがにこれはできまい(笑)

このジャックの愛され方が「歴史の厚み」てやつなのかなと、思ったりもします。
まぁ、映像的には特に見どころがあるわけでもないですが、シナリオに一工夫はいっていてっていうかそれってありなの!? みたいな感じもあったりはするんですが(笑)、なかなかたのしい作品でしたよ。
なによりBBCなので


無条件でNHKがやってくれるのも強みかと


たぶん地上波でもくるだろうとおもうので、めんたまかっぽじって待つべし。
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