りせっとさん
「何故あなたは都合よく過去を忘れるのか」「そこにリセットボタンがあるからさ」-ジョージ・マロリー(仮)-
虎馬
わたしら中年は、だいたいサブカル方面でトラウマになっているものがある
それはドラマだったり映画だったり漫画だったり、さまざまだとおもうけれども
そんな中、「ああ、あれ」というものが結構ある。
宇宙人やUMAネタがそれだ。

なにせ私らの少年時代、あの水曜スペシャルが全盛期だった
矢追純一UFOスペシャルも全盛期だった
ガンダムは誰も知らなかったが


バーゴンを知らないガキはいなかった


今したり顔でうちらの世代がガンダムとか語ってるけどな
本放送当時、見てるやつなんてクラスで私くらいのもんでしたよ
あんなもんがおもしろいとは、はっきりいって誰もおもっちゃいなかったんだ
少年の成長ドラマなんかより



怪蛇バラナーゴのほうがかっこいいだろ



ブームが来たときは私すっかり冷めていて
イデオンかなんかに熱を上げていたような気がするけど(笑)
でも早朝起きだして、開館前に並んで劇場1作目を見に行ったのはとても恥ずかしい記憶だ
まぁ


私はいつも開館前に見に行くから特別なことではなかったのだけれども


ランボー2みにいって、併映のルパンやってる間熟睡したり、クラッシャージョウみにいって、バスに酔ってゲロッたりしたのも
子どもがいたら絶対に話せないネタだ(笑)
関係ないけれど
ガンダムで一番好きだったのは、何故かコンスコンだった
チベがかっこよかったのかもしれない
ドムがよかったのかもしれない
でも劇場公開時にはセイラさんに夢中だった
私にも思春期があったんだなと、ちょっとおもった
その時購入した消しゴムが、今も未使用である

まあ老人の昔話はいいんだ。
それよりもトラウマの話だ。

トラウマの中には、現実を知って愕然としたものも含まれている。
それはガーギラスだ。
幻の古代恐竜魚
魚か恐竜か!?
この手のやつは、毎回「しっぽのさき」とか「頭だけ」とかいうオチで、正体は出てこないのだけれども
ガーギラスはでた
しかも入れ食いだ
子供心に川口隊長、幻のガーギラス釣り過ぎとか思ったが
なにせほんものが画面に映ったのは画期的だった
翌日の家庭科の時間では(なぜかはっきりと覚えているが、木曜に家庭科の授業があったんだろう)、ガーギラスの話題でもちきりだった
私も興奮していた
なにせ今回は本物だ、全員がちゃんと生きているやつをみている

うちのじいさんは道楽者で、へんなものをいっぱいもっていた
家もなんか忍者屋敷のようで、幅40センチくらいで、角度がほとんど垂直の階段を登ると、建物の外からは存在が分からない謎の部屋があったり(今思うと、あれは昔の賭博場だったんではなかろうか)、大阪からこっちに引越して、新居が見つかるまでそこで暮らしていた時期があるのだけれども、そんなじーさんの家にあそびにいったのだ、ガーギラスを見た後。
じいさんは、ピラニアも飼っていた。
ようするにピラニア目当てだったのだけれども、そのときだ、じいさんはうっかり

「ありゃアリゲーターガーやがな」

と、言ってしまったのである。
少年の夢を壊すな(笑)
私は水曜スペシャルの嘘に気がついてしまい、それ以降、あまりみなくなってしまうことになる。

そんな私が次にはまったのは、親父が買ってきた「古代史のひみつ」とかいう本で、その内容というのが
ミイラミイラミイラ
ようはそういう子供向けのトンデモ本で
いったいどういう意図でそんなものを自分の息子に買い与えたのか、本人しんじゃってるので今となっては確かめる方法もないのだけれども
そんなものにはまっているとき、きたのだ。UFOブームが。
なにが描いてあるのかさっぱりわからないが、夢中になって読んだおやじの本に、ジェームズ・チャーチワードのいかがわしい本とかが混じっていたのがうんのつき

私はいっぱしのビリーバーに育っていた

バミューダ・トライアングルは特にお気に入り
サルガッソーも大好きだった
なんか消えたりするのって、こう、ロマンチックじゃないですか
そんなガキがUFO関連の書籍に手をだすのは、自明

当時はまだ、アダムスキーやビリー・マイヤーが(少なくとも子供の間では)信じられていた
金星人といえば、スタートレックに出てくるようなスパンコールがいっぱいついたビキニのむちむちねーちゃんとかだったし、火星人といえば勿論タコ(あるいはプリンプリン物語のアレ)
目撃談とかは、そもそも疑うということすらしなかったので、フラットウッズモンスターは、ずっと写真だと思っていた


通称3mたん

4枚目くらいに出る、ちょっとかわった形のやつは今の(今の、てのも変な話だが)フラットウッズ・モンスターの想像図

でも情緒がないよね

ビジュアルインパクトでは、これに比肩しうるのはエルバッキーくらいなものだとおもうが
(勿論アレな意味で)
どのUFO関連の本を手にとっても、必ず出てくるストーリーというのが、じつはもうひとつあった
それが私のトラウマになっている、チャゴ少年のお話だ

チャゴ少年のエンバウーラ事件(WIKI)

と、今はいうらしい。
当時は単に「チャゴ少年の事件」だった。

内容を読んでもらうとわかるけれども、チャゴ少年の体験談というのが、じつに細かい
作り話と言うには、想像力が豊かすぎる
今冷静になって読んでみても、すくなくともチャゴ少年はなにかを「見た」のではないかというきがしてくる。
引用してみよう。

>釣り上がった左右の目が段違いにずれ

作り話にしては、なんかみょーに細かい
SF作家になれるかもしれない。
あるいは、TVでアウターリミッツでもみたのだろうか。
(この作品の影響力はいわゆる目撃談についていうと、極めて大きい)

だいたい「エンバウーラ」てのもなんのことかわからないし(笑)
いきなりビームで撃たれたり
そのせいで何リットルも水を飲んだり
(少年向けの本では、この部分にえらく力点がおかれている。読んでいて本当に怖かった)
何日も不眠症になったり
光に弱くなったり


宇宙人こわすぎ


という先入観を植え付けるには、十分なインパクトだ。
漫画家デビューできなくて、イラストレイターになったような、ちょっといけてない感じの劇画調挿絵なんかも効果的だった
チャゴ少年が、なんかボトルみたいのをラッパ飲みして汗かいているイラストが、頭に焼き付いて消えない
段違いの目の宇宙人も怖かったが



チャゴ少年こわっっっ



というのも、同時にあった。
今考えると、19歳で少年と言うのは無理が有るような気がしなくもないが、AV業界では10代ならロリータで十分通用するから、ありなんだろう、たぶん。
今はこの手の書籍、案外本当にビリーバーが手がけていたりして、ロジックが破綻していることに気がつかず暴走していたりするので、読んでもさっはりおもしろくなくなったのですが
(こういうものには、多少のけれんが必要だと私は思っている)
このころってようするに、金のためにかいているので(勿論今だってそうなのだろうけれど)「ガキをこわがらせてやろう」という一点に絞ったエンターテイメント性は、目をみはるものがある。


スクリューのガー助が怖いかといわれると、ちょっとあれだが


それでも、ガキの想像力を刺激しようと言う、大人の悪知恵には、踊らされてよかったと思う
今の子供と話すと、すぐに「モトネタは」であるとか「どこかでみた」という、自分の知識を振り回そうとするプチオタに育っていることに幻滅するのだけれども
子供の頃にはビリーバーで良いと、私は思っている
バカでいいじゃん
だいたいどこかでみた、なんてのは、結果を見た後正解を吹聴するような、おもいこみとポーズでしかないし
きみらがモトネタだと主張しているのは


そもそも間違ってるから


間違った知識を振り回して、本物の馬鹿になって苦笑されるくらいなら
バカを極めてしまった方がいい
その先には必ず真理が見えてくる
でも極め過ぎちゃって

チャクラがまわっちゃってもおじさんしらないよ

白い服着てお香焚くようになってしまうと、それはそれで突き抜けてるとはおもうけど。
でも、人様に迷惑だけはかけんな。
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