りせっとさん
「何故あなたは都合よく過去を忘れるのか」「そこにリセットボタンがあるからさ」-ジョージ・マロリー(仮)-
フォレスト・オブ・ザ・デッド
どうも約1名だけ需要があるようですので
再開してみました。
社交辞令でもああいうことを言ってもらえるのはありがたいことです。

私はTVを録画しておく場合、mpegをhandbrakeで変換、そのあとVirtualDubModで無圧縮編集、という流れで保存しているのですが、先日のアップデートでhandbrakeがmkv、mp4のみの対応になりました。
まあそれはいいんです。エンコード速度も数倍に跳ね上がって、画質も良いので。
ところが、dubに読ませるとエラーを吐きやがる。どうもh264が悪さをしているらしい。


またおまえか


directshowで読み込むとdubでも読めるんですが、今度は無圧縮だとわざわざ無圧縮データに変換して吐いてくれる。
分離、再結合すればいいか、とも思い、分離しようとすると、rawデータで吐く。
まさか実はh264じゃないんじゃ、と調べてみると、ちゃんとh264。
これだけ普及していながら、いまだにトラブルおこしまくりのコーデックは、とっとと始末して欲しいところです。いやまったく。
結局ロールバックするか、まずmpegを編集してmkv化するしかないという感じ。もしくは時間をかけて再圧縮。当然画質は落ちる。
まあ、みられればいいや派なのでそれはいいんですが、エンコードって時間と電力を喰うんですよ。
やはりosもソフトも、枯れたものが一番ということで、今日も回顧厨モードで行きます。






だいたいホラーというのは、志の低い作品が多い。
多いというか、ほとんどそうだ。
このフォレスト・オブ・ザ・デッドもそうで

なぜ樹液を浴びるとゾンビになるのか
なぜゾンビになると人を食うのか
なぜ樹木に自分を縛り付けていた環境テロリストたちは、主人公たちが近くに行くまで襲われないのか

そんなことを考えないのが楽しむコツというジャンルの作品だ。
しかも樹木の成長促進剤ってところが、また。
バート・I・ゴードンですか(笑)
(確信犯だと思いますが)

いろんなサイトでも取り上げられ、意外に拾い物という声が高かったので見てみたのですが
確かにいい雰囲気を持っている
というか、積極的に好みだ。


しかし、プロットは2002年に公開された「28日後…」からのあからさまなパクリとなっている。


ゾンビ発生の原因は環境テロリスト
感染者なのだがなぜかゾンビっぽい(こちらでは人も食う)
主人公は、無人の廃墟(森)をさまよう
ゾンビが出てきてこんにちわ
生き残りに窮地を救われ合流
頼れる親爺が仲間になるが、あまり役に立たないまま死ぬ
もうひとつの生き残りの集団は死者をおもちゃにしている
女の貞操の危機
なんとなく盛り上がる主人公とヒロイン
ボンクラがゾンビを招き入れてパニック(28日後では主人公、死霊のえじきではヒスパニック親爺(笑))


違うのはラストくらいのもので、よくもまあ臆面もなくこれだけパクったものだ、とおもうのだけれども、不思議と不快感は感じない上に、あまりにも安いために、同じプロットの作品という印象が少ない。こういうのもありなんだな、というのが正直なところだ。
なんかこう、広大な森のシーンが出てくるたびに、冒険野郎マクガイバーを思い出してしまうのが私のダメなところだ。

いわゆるゴアシーンも、全て間接描写で済ませ、せいぜい一瞬遺体に群がってむさぼるシーンが写るくらいで(それも肋骨の人体模型に群がってなにかもしゃもしゃしている感じの安いもの)、ほとんど血糊が全て。でも私、「ヒッチャー」のクリス・トーマス・ハウエルが、車の中を覗き込んでゲロはきまくるような間接描写のほうが好みだから、この手法には素直に共感できた。
というより、ぶっちゃけゴアシーンは苦手。
ただ、舞台を森林、とした点で白眉という作品。
なにせ広大な上、ゾンビの素材が環境テロリストときこりしかいないため、人口密度がやたら低い。そのため、案外森をうろうろしていても殺されない。なのに後半やたらあらわれるのだけれども(笑)、続編つくったら町は全部ゾンビだらけでした、てなオチを用意するつもりだったんでしょうか。にしちゃ主人公の父、落ち着きすぎだ。
日本のように国土の狭い国でも、森は迷う。そのおかげで広大な大自然が檻を形成している、というのは、ビジュアル的にもぐっとくるものがある。そのあたりは狙っているようで、しつこいほど広大な森の俯瞰図がでてくる。

ただ、パクったはいいものの、後半に独自性を出そうとして、よせばいいのに製材会社の連中を出してみたり(そしてこの伏線が何の役にも立っていない)、一番話をわけのわからないものにしているのは、返り血を浴びまくっているのに、どうやらそれが感染原因であること(破傷風のような感染の仕方を想定しているのだろうが、すごくわかりづらい)首を切り落とさなければ死なないということを、何故か知っているやつがいる(彼は例の成長促進剤のチームにいたので、こういうケースを知っていたのかもしれない、って、それは無茶苦茶問題なんじゃ?)、人間関係が唐突で、しかも伏線をなげっぱなしにすることがおおい(前述の男と、2番目のコロニーの連中との関係など)など

お世辞にも良くできた脚本とは呼べない

むしろ積極的にだめだろう。
全体的に説明不足、説得力不足が目に付きすぎる。まるで私の文章のようだ。物事に集中できない、散漫な頭の人が書いた脚本なのだろう。その点強く共感を覚えるが、普通の人はあまり嬉しくない仕様かも知れない。
それでもなんとなく見せてしまうのは、B級らしい頭を使わせないシナリオと、ストイックに(ようするに役者に演技をさせる暇もないほど)ショックシーンのつるべ落としで観客の感覚を麻痺させてしまうなど、そのあたりの手堅さかもしれない。
2番目の生存者のリーダーが、ロボコップなんかでも顔を見せた「いい顔の東洋人」パトリック・ギャラガーなのも、ツボをこころえている。この人の顔を見ると、本当にえろそうで、わるそうだ(笑)中尾彬といったところか。
めずらしく東洋人でないっぽいところも、意外性があっていいかもしれない(笑)

もう一人、主役のあんちゃん、どっかで顔を見た気がするのだけれども、まったく思い出せなかった。ポール・キャンベルという名前にも、まったく心当たりがない。勘違いか、と思いながらもIMDBで調べてみると、バトルスター・ギャラクティカの大統領補佐官だった。彼、あっちでも影薄いからねぇ(笑)
ケチをつけながら観てもいいし、「わかってねえなぁ」的なインテリぶりで褒め上げてもいい、というか、そういうことも可能なB級ホラーという意味で、一見の価値はあるかもしれない。

一度観たら十分だが。

しかし復帰早々また人食いの話かよ(笑)



ゴアシーンに期待したら負けです。
登場人物の人間関係が、いらいらくるのもこの手の作品としては普通。ドラマを作ってはいるが、唐突過ぎることと演出に深みが全然なく、場当たり的に撮っていることで、その点でも3流以下。
にもかかわらず結構観られるのは、ロケーションのうまさ。低予算なのでちゃんとゴアシーンを撮れない、というのを逆手に取ったのは、昔のモンド映画と同じ。肝心なところで画面が乱れるんだよね(笑)
私はつくりものでもゴアシーンは苦手なので、むしろこういう寸止め感、チラリズムのほうがいい。
無修正動画よりパンチラ、3次元よりも2次元、人間よりロボ子という人には、向いていると思う。
冷静に突っ込めば、なぜかよろよろと歩くことしかできないため、起伏の激しい山林なのだから3次元で逃げろよと思ってしまうのだけれども、そういう突込みが出てくるようでは、永遠に作品なんて楽しめません。
映像作品なんてのは、極めていびつな世界での絵空事なんだし。
コメント
この記事へのコメント
復帰早々からこれですか(笑

まあ、リセットさんらしいといえばらしいので私的には全然OKというか大喜びですが

まあそれはそれとして
パトリック・ギャラガー=中尾彬説ってのは妙に腑に落ちてしまい思わず膝を叩いてしまったのは秘密ということでお願いします
2009/12/10(木) 14:07:15 | URL | 全滅屋団衛門 #-[ 編集]
復帰早々コレです(笑)
別に狙ったわけじゃなく、たまたま観てたのがこれなんですよ。本当なんですよ。

ギャラガーは脇にいてもみょーに存在感がある顔をしてるので、日本で強いて言えばあの人しか、とおもったんですが、そうですか、腑に落ちましたか、それはなによりです(笑)

演技の幅が広い、どんな役でも嬉々としてやるってことで、若山富三郎=デニーロ説を展開したら、ファンの知人から殴られましたが、そうですか、エスパイはダメか。
デニーロだって未来世紀ブラジルにでてんじゃん。
2009/12/13(日) 03:50:32 | URL | りせっとさん(仮) #-[ 編集]
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