りせっとさん
「何故あなたは都合よく過去を忘れるのか」「そこにリセットボタンがあるからさ」-ジョージ・マロリー(仮)-
忍法帖
久しぶりに「柳生十兵衛死す」を読む


いや、それだけなんですけどね(笑)


関係ない話ですが、老衰って突然来ますね
いや、私の話じゃないですよ(笑)
基本的に猫好きなため、昔から猫とか犬を飼っているのですが
老衰って徐々に来るもんだとおもうじゃないですか
それがなんというか、前日までいつもどおりだったのに、突然、朝みてみるとよいよいになっている
ほんと突然、ですよ
ああいうものって、瞬間的にぷつんと糸が切れるものなんですかねえ
たった一晩で何歳ふけたんだ、って状態を何度も見ているので
人間もこうなのかねえ
とおもうんですよ

よく、弱ってくると死に場所を探す、みたいなこというじゃないですか
特に人が。
(猫がそういうことを言い出したら大変だと思いますが)
老犬はよく狭いところに入りたがるし、猫は姿を消す

しかしねえ、あれって違うと思うんですよ
犬にしろ猫にしろ、自分の体力が落ちてることは自覚してるじゃないですか
だからごく自然の勢いで、外敵に襲われにくいところを本能的に探してるだけなんじゃないですかねえ
犬が狭いところに入りたがるのは、犬は集団の中で生活しているから、それまでは哨戒兵だったのが、後方の野戦病院に下がったような気分なんでしょう
狭いところにはいりこむといっても、基本的に飼い主のそばからは離れたがらないし
猫は単独で行動するので、飼い主に対してもある程度の警戒心もってるので、とにかく高いところや床下のような、誰からも干渉されないところにもぐりこみたがるんじゃないですかねえ
ただ、実情は現代社会でそういうことをすると寿命縮めるわけですが、猫の世界はそんな周囲の環境変化についていってないだけなんじゃないかと
飼い主と良好の関係を保っている場合、やはり飼い主から離れたがりませんし
だからって私の車の屋根の上に一日中ねそべって

涎で穴あけることはないとおもうんですが(笑)

動物は人間と違って、死ぬまで生きる努力はやめないですよ。

死ってのは常に永遠の命題で
一番直視したくない問題ですが
SFってのは宗教と同じくらい、このテーマに踏み込む作品が多い
そのせいでスタートレックなんかは、キャストの加齢と共にそういうテーマがてんこもりになっていくんですが


娯楽作品でそんなこといわれてもな


だから売れないわけですが
(日本人は死に対して達観したところがある反面、政治に対するそれのように専門家に丸投げしているところもあるし)
我々のようなSFファンにしてみれば、スターウォーズのようなテーマ性の希薄なものは鼻先で笑うようなところがあるんですが
やっぱりエンターテイメントってのは、ああいうアプローチが正解なんですよね
これ見よがしにテーマ振りかざされても、うざいだけだし
そのあたりのさじ加減を、ロッデンベリーの後継者たちはよくわかってなかったので
エンターテイメントしようと、やたら戦争やってみたり
キャラクターの関係を恋愛で縛ってみたり
そうかとおもえば重厚なテーマをやろうとして
自己完結してみたり
でまぁスタートレックシリーズは沈没してしまったわけですが
死をテーマにして日本人感動させるのって、むつかしいよねぇ





なんぞとおもったのですが
良く考えてみると、グァルティエロ・ヤコペッティの作品を見て「感動した」とかいう、どこに目をつけているのか良くわからない人がわんさといるんだよな
してみるとあれか、日本人を感動させる死のドラマってのは、モンド映画のような擬似ドキュメンタリーと、死そのものなのか
実際日本人ほど死体の好きな国民も珍しいと思うんですが
バトルスター・ギャラクティカをもう一歩踏み込んだ擬似ドキュメンタリー風味にしたら、日本人に受けるものになるのかもなあ

昔「カランバ」って映画がありまして
これも擬似ドキュメンタリー、いわゆるモンド映画なんですが
タイトルは知っていても内容まったく憶えていない、という
内容はないよう
ってな、作家性すらない志の低い映画で
(唯一印象に残っているといろんな人があげるのは、鳥葬のシーンくらいのもの)
それが東宝東和の手にかかってしまったために
車裂の刑ってあるじゃないですか
あれをジープでやった、てのがこの映画の見所なんですが
その刑にあった男が、腕ひっこぬかれてるシルエットをアイコン風にしてしまったからさあ大変
それがゴールデンタイムのお茶の間に流れる流れる
「カランバ!」というインパクトの強いタイトルにくわえ、そんなもんみせられたら、観にいくじゃないですか
そんなわけで今30代以降の人は、直接的にか間接的にか、この映画を「体験」してるわけですが
そんだけの話題作なのに

一度もメディア化されていない

そのため、若い人は「みてぇぇっ」とか叫んでたりもするんですが
あのねえ、あれって完璧なやらせなのよ
今観られないから見たい、とおもうだけで、観たらしょんぼりするよ
何故メディア化されていないのかかんがえてみるんだ


その程度の映像だからだよ


おそらくはもうひとつ理由があって、たぶんもうマスターが失われてるんだよな
意外かもしれませんが、劇映画ってのは消耗品なんてすよ
輸入したフィルムはある程度まわしたら、もう鑑賞に堪えうる画質を維持できない
そのため、製作会社がマスターを持っていないと、ロストしてしまうわけですな
某社がDVD化している一連の屑映画は、運良くマスターが残っていたもの意外は、実のところマニアが録画しておいたTVソースの映像だったり、廃棄を免れた劇映画のフィルムだったり、そういうものにデジタル処理施してるだけなんですよね
だからカランバの映像ソースなんて、たぶんもうどこにもないんですよ
(イタリア本国になら、ひょっとするとあるかもしれないが)

これだけ一世を風靡したものだから、売り出したらそこそこセールスはするとはおもいますが、今はyoutubeなんかにさくっと動画があがって「なにこれ」でおわるので、売る側にしてみれば製作元に問い合わせる労力払ってまでなんとかしたいような映画ではないんですよねえ

それでもなお「みてええっ」という人が後を立たないのは多分、日本というお国柄なんじゃないだろうか
人が死ぬところみるの、すだよなぁ日本人
そんなわけで、じつののところ「日本人が買い付けに来ている」てな理由もあって、世界中でゾンビなんかがつくられちゃったりするわけですが
やはり偽者ではなかなか日本人は納得してくれない
かといって本物はまずい
今こそ擬似ドキュメンタリーブームふたたびっ

とおもうんですが、だめなんだろうなあ
いや、モンド映画がってことでなく
もう「本物」でないとあかんのかなと
そんなわけで「救命センター24時」とかの似非ドキュメンタリーが、相変わらず視聴率を稼ぐことになる
私、アレで必ず出てくるオペシーン、だいっきらいなんだが(笑)
内臓とか見るの嫌なんだよなあ
実は日本人じゃないのか、私(笑)

脈絡もとりとめもなくおわる。




楽天で「ヤコペッティ」の結果こんな状態なのをみると、やっぱ売れてるんだよなあ。

ヤコペッティの映画は、ひたすら死を撮る、というところで美学にまでなっているのが、私の好みではあるんですが、やり方のえげつなさにも定評があるので、万人にオススメできるものではないんですが
なんかこう、教訓的なものさえついていれば、娯楽のために人の死を観ることを正当化できてしまう、そんなえげつなさを見るという意味でなら、作品そのものでなく、作品を見る人を観察する、そういう楽しみ方はできる映画ですね。
「ジャンク」はいわゆるデスファイル系で、やらせ+死体写真+事故映像なので、みちゃいけません。普通気持ち悪いだけです。ヤコペッティ関係ないし。
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