りせっとさん
「何故あなたは都合よく過去を忘れるのか」「そこにリセットボタンがあるからさ」-ジョージ・マロリー(仮)-
ねこねこねこねこ

痩せるためにおさると温泉

ワイバーンもとんでるしさー。

およそ丸一日かけてOSのクリーンインストール終了。
IMEのバックアップとりわすれたとか、トンチキなこともやらかす。
まあそんなわけでちゃんとなおったのかどうか検証のために
ゲームやったり
動画見たりを繰り返しておるのです。

ライディングスーツとか、普段あまり見んような、人気のない服もつくれたし、まいっかー。

まそんなわけで、GYAOでウォーゲームをみておったわけです。
以下、ネタバレもあります

感想みてみると、なんだかねぇ、ぽりてぃっくなネタだと手放しで絶賛するよなあ(笑)
そして、それに水差すのが楽しくてしかたないやつが必ず「期待はずれ」とかいうよなあ
いうだけで、批判に中身がないんだよなあ(笑)
ありきたりだとか陳腐だとかは、その単語をしってれば小学生でもいえる
どう陳腐なのかを書くことが批判ってもんだ。

ウォーゲームというのは、簡単に言うとコンピューターが勝手に戦争を始めてしまう映画。
マシュー・ブロデリック扮するボンクラ学生デビッドが、今で言うハイパーハカー気取りのオタなのだけれども、彼が国防省に侵入し、世界全面核戦争というゲームをプレイしてみたら、実際デフコン1が発動されちゃったよどうしよう、という映画。
たとえばリアリティであるとか、この映画に関してはそういうことを考えてはいけないのだ。

ただのボンクラが世界を救う(しかもオタ)

映画業界に進んで、映画なんかつくってるオタどもにとっての賛歌といえばいいすぎだけれども、そういうわかりやすいシチュエーション、そして少年による冒険活劇というものを中心にストーリーを構成し、実際の映像(ミサイルだけ)をうつして、あとは全部線画のCGワークで臨場感をあおるというのは、さすがブルーサンダーのジョン・バダム、ただものじゃない。
えっ、普通サタデーナイト・フィーバーじゃないのかって。むしろあんた的にはフランク・ランジェラのドラキュラだろうって?



いいんだよ、ロイ・シャイダーでてるからそれでいいんだよ



重要なのは、子供が見てもよくわかる、という点である。
感想にも「時代を超えて伝わるものが」とか書かれているけれども
あたりまえだ
ジョシュア(暴走したコンピューターの名前)はほんの数分で悟っても


人間様はいまだに悟ってないんだから


ただ、深刻ぶったくそつまんないポリティック映画よりも、遥かによい点がひとつだけある
誰一人戦争を望んでいないということだ
マーズアタック!のようにやたらボタンを押したがる将軍もいなければ
戦闘機に乗って出撃する大統領もいない
予算がなかったといえばそれまでかもしれないが
ほぼ屋内だけの人間ドラマに終始しているため
戦争回避という目標に、画面には映っていないソビエトのおっさんたちも含めて

人々の意識が収束していく

こういう、美しいドラマというのはやはり、必要なんじゃないですかね。リアリティには欠けるけどもさ。
こうかいてしまうと、なんだかぬるぬるのソープドラマのような印象をもたれてしまうかもしれないけれども、一気にラストへ盛り上げていく、力技の演出はただものじゃない。山を数段に分けて、きっちり毎回大団円的爽快さをみせきるってのは、今川Gガンダムもびっくりの痛快さだ。

子供どころか、なんか顔っぽい電飾つけられた、うさんくさいコンピュータでさえ「核戦争やっちゃだめじゃん」と学ぶことができるのになぁ
というところに、この映画の辛らつなところがある
そしてこういう映画が作られた背景には
全面核戦争が本当にありえるという、私たちおっさんたちの世代が肌で感じてきたきしょくのわるさの向こうに、やっぱりボタンおしちゃだめだよね、という、まだ健全だったアメリカの良心が映されていることにあるのだとおもう。
やっとブッシュカラーが払拭されるのかどうか、期待したいところですが。

ここで面白いのは、ソビエトのほうが核戦争回避に必死だという点
まあ、実際攻撃もしてないのに報復されちゃたまらんからというのはありますが
ソビエトもアメリカも「やっちゃまずいんだ」とわかってて核をもってるわけですよ

かの国はわかってるんでしょうかねえ

このコンピューターを開発した博士が、なんつーか、意図不明の気味悪い笑顔をしきりにみせてくれるので、いいひとなのか単に気持ち悪いだけなのか、微妙なキャラクターもなかなかよいです。
(いい人なんですが)
なんか、気持ち悪くないピーター・コヨーテというか(笑)

WIKIには地球爆破作戦が引き合いに出されています。しかし傾向が同じ作品としては、博士の異常な愛情、というよりも私はむしろ、シドニー・ルメットの未知への飛行を思い出します。いわゆる、さっきあげた深刻ぶったポリティックドラマなんですが、シドニー・ルメットなので、着想が切れているくせに、おそろしく冷静に、淡々と状況描写を続けている語り口が、背筋にきます。
キューブリックが評価されて、ルメットが(ほぼ同じような作品なのに、この作品においては)日本国内での知名度、評価が低いのは、ひとえにピーター・セラーズの力なのだな、とおもいます。
つーか、あのストレレンジラブ博士の濃さは、反則だろう(笑)

博士の異常な愛情は、シュールな手法で核戦争を描いていますが、未知への飛行は、シュールな核戦争をリアリズムある手法で描いています。どちらが優れているとはいいがたいですが、ウォーゲームは、トンチキな核戦争を、荒唐無稽な手法で、エンターテイメントとして描いています。これはこれでやはり、戦争はどうだ、であるとか、そういうことからは超越して、物語のコアとなる部分をどう描くか、という、純手法的な意味で、両作品と並べてもいいものかもしれません。
というかさ。
ジョン・バダムってこう、微妙にメカフェチっぽいところがあるというか


ろぼ子萌えの人間にとって人工知能ネタとかはたまらんわけですが


そんなわけで、ショートサーキットは傑作だとだけ、いっておきましょう。
でぃすあせんぶる、でーっど
なんばーふぁーいぶ、あらーいぶ
のー でぃすあせんぶる!


ショートサーキット

2作目のほうは、1作目で技師の役をやってたひげ面の人が主役。新コロンボでは、殺人者スピルバーグ(笑)をやっていた。なんか、友人の漫画家にクリソツなんだが、ああいう業界に進む、頭のねじがとんでる具合の人というのは、似るのかもしれない。
AL-76号失踪すと似ているとWIKIにはある。テーマは同じかもしれないが、ナンバーファイブのやさしいキャラクターが、断然映画のほうが光っている。しぐさの一つ一つに、作り物とは思えない温かみがある。ロボ萌えの人は、見ていなかったら死んでいい作品。


未知への飛行

私はルメットのファンなので、なんてことはないけれども、ぜんぜんBGMがなかったり、淡々と進む展開が退屈だという人は、マイケル・ベイの映画を見たほうがよい。時間の無駄である。
ジョージ"バットマンはやめときゃよかった"クルーニーのでてるやつも、わりとがんばってます。でもこう、ジョージ・クルーニーって、イメージとしてあの顔みるとボンクラ顔というか、そのあたりハリソン・フォードと一脈通じていて、シリアスな演技を見せられると、私の感性としては、なんか笑っちゃうものが。まぁ、そのおかげでルメット版を見る人が増えてくれればうれしいですが。たぶんクルーニーもファンなのでしょう。
(博士の異常な愛情をやらなかったというのは、正しい選択だと思う)


キルボット

ジム・ウィノースキーが同じモチーフでやると、スケールも中身も脚本も大幅にスケールダウンするという、Z級映画の見本のような映画。

出演者はまんこのことしか頭にない。
観客はわかっているが、出演者は知らないはずの「暴走しているロボット」に対応する演技の不自然さ。
むりくりな説明的シチュエーションの羅列。
なによりロボットにまったく魅力がない。
オープニングで、混雑したショッピングセンターを表現するために、ぼろぼろになってくガキとか、センスを疑うような笑えないだらだら感がすばらしい。
あまりにも濃すぎる顔のポール・バーテルが、冒頭キルボットのおひろめのシーンで、いちいちあらすじを先読みした突込みをするところが、アレ的にみどころ。
つーか、軍用ロボットのナンバーファイブより、ショッピングセンターの警備ロボットのほうが凶悪な武装ってのはどういうわけだ。
妊婦みたいな造形も「中に人が入ってます」的で、温かみのある笑いを取れる
おすすめの一品。もちろん、金が惜しくないとしての話だが。

ウォーゲームはGYAOでやってるので、そっちでみてください。べつにDVDでなきゃならんとか、画質にこだわる必要のある映画でなし。
マニア的には、全米でもっとも有名なホワイトハウスのスタッフのペーペー時代(笑)がみられるのがみどころ。(冒頭の発射基地のシーン)
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