りせっとさん
「何故あなたは都合よく過去を忘れるのか」「そこにリセットボタンがあるからさ」-ジョージ・マロリー(仮)-
朝から生
 アダルトのトラックバックかが多いです。
 サイト内を検索すると「アナル」「浣腸」とかいう単語がヒットするから仕方ないのですが

 うちそういうサイトちがいますから!
 ほんとですから!

 ジョン・ウォーターズなんかをネタにすれば仕方ないよなぁ……(笑)
 うちのさいとは、まじめに文化をカガクするサイトですから。
 そりゃもうええ、おおまじめに。
 マスコミがよく取り上げる「ゲーム脳」とかそういうたぐいの、時代の最前列に飛び出すスタンスですから!
 往々にして前に出すぎて将棋倒しになりますが。

 ただあれですよ、私のスタンスというのはたとえばウォーターズがそんなに好きではなく、「なんとなくウォーターズとかいてあればそれっぽいだろう」という、非常に俗なところからでてまして、ええ、凡百の自称映画マニアサイトの管理者とかわらんのです。
 ほんもののマニアがきたとき、鼻で笑われないための精一杯の背伸びです。背伸びしすぎというはなしもありますが。
 そんなわけで当店は、脳内お子様以外なら全年齢をフォロー可能の、ちきゅうにとてもやさしいブログです。

 でもぱんつにはこだわります。

 それが漢の生きる道。
◆ネメシス

 私はトレッキーです。
 トレッキーいうと、へんなTシャツを着て大げさな縁起をしたり、顔を緑色にぬりたくったりするような人と思われそうですが
 ちがいますから。

 そんな私がようやく見た映画、トレッキーならなんとなく理由の想像はつきそうな映画がスタートレック ネメシス STXです。

 いや、これなんかだいぶちがう(笑)

 どっちかいうとこっちのがほしいな。
 しかし、ジーディの人形でも売れるんだなぁ(笑)

 それはさておき、ネメシスですが、見た感じおもしろかったんですが、ははぁなるほど、これでエンタープライズが打ちきりになる路線がわかったなぁというかんじでした。若きトレッキーの方はご不満かもしれませんが、スタートレックは映画にはむかんのです。
 あえて映画向きにするとすれば、徹底的にエンターテイメントにこだわったスタートレック2,4,そしてファーストコンタクト、あたりが精一杯と言うところでしょうか。スターレックのもう一つの側面である政治劇とサスペンスという部分でならば、最高傑作との誉れの高い6があげられるでしょう。

 スタートレックというのはそもそも、ロッデンベリーの思想性が良くも悪くも濃厚にでたもので、ようはそれをSFというジャンルに持ち込み、かつ、売れるように組み替えていった(うれませんでしたが)というもので、本来非常にエンターテイメントからかけ離れた位置にいます。
 このあたり、いわば風刺劇としてのSF傑作「トワイライトゾーン」やら、それにモンスターなどのクリーチャーを登場させ、より掴みのしっかりした(意訳すると「わかりやすい」)作品に手直しした「アウターリミッツ」などの影響下にありまして、ようは社会風刺的なものを、SFという隠れ蓑でごまかして描くという、古典的な手法をとった作品です。

 必然的に、難解な、あるいは回答を出し得ないタイプのシナリオが多く、問題を提起してなげっぱなし、という、一部の人から見れば「無責任な」ととられるものがおおいのです。が、風刺というのは本来そういうもので、結論は用意せず、それに触れたものに考えることを要求するものです。
 トレッキーが、特にアメリカでオタクの代名詞となるのは、そうした問題提起に対して鼻持ちならない理論家ぶりを発揮したり、思想性を背景にした、よくわからない論旨でシナリオにけちをつけたりという

 オタク=鼻持ちならないエセインテリ

 という、国際標準規格(笑)を濃厚に体現しているためと思われます。
 トレッキーははなもちならないインテリばかりですよ?(笑)

 そうした目で見た場合、ネメシスにはさして思想性や風刺性は感じられません。シナリオの構図として、シリーズがそういう仕組みを持っているので「あります」が、シナリオのメインではありません。
 スタートレックのもう一つのテーマである人間性という部分が濃厚で、これはジョナサン・フレイクスや、彼に影響を与えているパトリック・スチュアートの思想性のためというのがおそらく濃厚で、新シリーズの劇場版は、基本的にすべて個への探求、個との対決というテーマが貫かれています。このほうが一般にもわかりやすいですし、なにより視聴者が「誰を主役と見ればいいのか」というとまどいを感じさせないためにも正しい選択です。
 ただ、結果としてはそのことが「人間の内面性と派手な戦闘」という二極化につながり、しかもその意味ではスターウォーズほどに明快でなく、背景設定が膨大なためシリーズを見ていない人間にとっては肝心の葛藤が伝わりにくく、結果としてトレッキーにとっても一般人にとっても印象の薄い映画となっています。

 じゃあそういう思想性を背景に壮大なドラマをやれば成功するのかという問いに関しては、答えは否、です。既にやってます。それがロバート・ワイズ監督の「スタートレック」でして、膨大な予算と濃厚なSF性、スペクタクル、サスペンス、あらゆるものをつめこんだあげくに

 冗漫

 だの

 トランブルの特撮シーンがだるい

 だの言われる結果になり、ようは

 2時間は長すぎた

 という結果になっています。
 そもそもSF短編のシナリオを2時間の壮大なドラマに引き延ばしたのだから、まぁ、当然ですね。
 しかし、最もスタートレックらしい劇場版はと問われれば、これと5をあげますよ。受けるかどうかは別として。ワイズもシャトナーも、スタートレックをよくわかっていたといえそうですが、トレッキーは45分という濃縮された時間枠で、書き割りのような背景のもとで繰り広げられる寸劇にならされてますから、2時間という長さはつらいのかもしれません。

「バビロン5」という、SF版指輪物語のスタッフをかかえこんで、おなじことをやろうとして「成功はしなかった」(こけたというほどひどくはなかった)ディープスペースナインや、そのスタッフを使って原点に立ち返り、新たなスタッフとの融点を見いだしたボイジャーなどにしても、やはり長編になればなるほど、だれていきます。ようはよけいなシーンが多いので、全体が間延びした印象を与えるのでしょうか。

 エンタープライズは、さらに原点に立ち戻り、宇宙開拓物語を展開して、頑迷な古いトレッキーにも、映像美にならされたエンターテイメント指向の強い新たなるトレッキーにも受け入れられました

 が

 戦争をはじめちゃったりあれこれで、DS9とおなじことをやっちゃうんですよねえ。
 映像は派手なので見ていて楽しいんですが、キャラクターが頭に残らない、サスペンス感が希薄で、爆発シーンしか印象に残らないという結果になり、最終的にはスタートレックのイロモノである鏡像世界やタイムスリップをメインに据え、古いトレッキーが期待していた「え、ロミュランとの接触とかそういうのは?」という、いわば肩すかしを食らったままおわってしまいます。

 ネメシスも、まあ新シリーズのファンなので、ファンとしてみる分には大満足なんですが、ブラノン・ブラガあたりにやらせるにはもう限界なのかな、という印象でした。
 頭の固い思想家ということで、スタッフの悩みの種だったロッデンベリーは、やはりスタートレックというものが生み出した魅力というのを、一番よくわかっていたんだなあ、とおもったところで本日は朝からオトドケしました。

 さて布団干すか。
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